9月15日(土曜日)に千葉県の成田射撃場で行われた「第13回安全狩猟関東山静(かんとうさんせい)ブロック射撃大会」で優勝された一般社団法人埼玉県猟友会の皆さんが、10月9日(火曜日)、県庁にお越しになりました。

田島 隆(たじま たかし)会長、椙田 吉久(すぎた よしひさ)副会長兼射撃委員長、西村 重一(にしむら しげかず)選手、廣瀬 清(ひろせ きよし)選手、鈴木 俊治(すずき としはる)選手、吉田 輝夫(よしだ てるお)選手、本澤 直也(ほんざわ なおや)選手、山田 祐一(やまだ ゆういち)選手の8名の方々です。

この大会は、狩猟者団体の全国組織である一般社団法人大日本猟友会が、平成18年度から毎年、全国6ブロックごとに開催しているクレー射撃大会です。

関東山静ブロックでは、本県のほか茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県及び静岡県の9都県の猟友会から6名ずつが選抜され、合計54名の選手により競技が行われています。

クレー射撃はクレーという直径15センチメートルほどの素焼きの皿を、狩猟で使用することが多い散弾銃で撃ち落とす競技です。

結果は団体の部で優勝、個人の部でもAクラス(65歳以下)で山田選手が優勝、Bクラス(66歳以上)で西村選手が第3位とすばらしい成績を収めました。選手の皆様、本当におめでとうございます。

実は、全国的にイノシシやシカなどの野生鳥獣による農林業の被害が深刻化しています。

県内でも昨年度の農作物被害総額は速報値で約1億1,000万円に上っています。県猟友会には、日頃から増えすぎた野生鳥獣の捕獲などに大きく貢献していただいています。

狩猟に使用する猟銃などは、その使い方を誤ると大きな事故につながるおそれがあることから、狩猟者には猟銃の安全な取扱いなど高い水準の技術を常に維持することが求められています。

今回、県猟友会が優勝した射撃大会は、そうしたことを含めた射撃技術の向上を目的に行われているそうです。県猟友会の皆さんが日頃から磨いている技術の高さが証明されました。県民の安心、安全にとって大変心強いですね。