本年4月、県庁舎の玄関ロビーにLEDバックライトの明るくて大きな県庁舎案内板が設置されました。

「来庁者へのサービス向上と県有資産の有効活用」という職員のアイデアから生まれたもので、民間の広告付きのため県の支出はゼロ。おまけに設置場所の貸付料として年間100万円が5年間にわたって県に入ってきます。

来年のラグビーワールドカップ2019™、再来年の東京2020オリンピック・パラリンピックなどで外国人の来庁者が増えることが想定されます。そこで、日本語のほか英語、中国語、韓国語の4か国語に対応するタッチパネル式となっています。
また、案内ボタンを低い位置に設置し、車いす利用者の方にも使いやすいものにしました。
さらに、NTTドコモのエリアメールによる災害情報画面が自動で表示されるようになっています。例えば、震度4以上の強い揺れが予想されたとき、受信したエリアメールを一定時間画面上に大きく表示し、注意を喚起します。

案内板は本庁舎1階南玄関ロビーと第二庁舎1階北側玄関ロビーに1台ずつ設置してあります。
タッチパネルの画面上で訪れたい課や部屋の名前に触れると、庁舎のフロア地図が表示され、赤い矢印で該当する場所が示されます。課の名前がわからない、何課に行ったらよいかわからないという人には、目的によって行きたい課の名称やフロア地図を探すこともできます。例えば、「目的から探す」→「福祉」→「子育て支援」とタッチすると「少子政策課」が赤い矢印で表示されるという具合です。

今後は、今回の導入方式による案内板の設置を他の県有施設にも拡大し、県の魅力なども発信していけたらと思っています。
県有施設だけでなく、例えば川越駅の駅前に同じような案内板を設置できれば、蔵造りの町並みがどこにあるかなどがポンとタッチして確認できるようになり、ずいぶんと便利になるのではないでしょうか。