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 毎年3月に、埼玉新聞の特集記事として環境新聞「ジュニア・エコタイムス」が掲載されています。これは、小学生が身近な環境問題について、自ら見て、聞いて、調べ、考えた内容を新聞形式にまとめたものです。毎年作品を募集し、応募のあった中から選ばれた優秀な作品は、実際に埼玉新聞に掲載され、埼玉新聞ホームページ上でも発表されることになっています。
 この事業は、県と埼玉新聞社が企画し、株式会社エコ計画に協賛していただく形で平成9年度から毎年実施しています。19回目となる今年度は、過去最多となる3,122作品の応募がありました。

 今年度の応募作品の中から、最も優れた作品に贈られる「埼玉県知事賞」を受賞したのは、鴻巣市立馬室小学校の6年生の加藤心渚(かとう ここな)さんの作品です。「年末年始のごみ」を題材に新聞を作っておられます。年末の12月30日がゴミの最終収集日で、その後、新年最初の収集日となる1月4日までに、どのくらいゴミがたまるのかを調べてみたそうです。心渚さんの御家族は、お父さん、お母さん、弟さんと心渚さんの4人世帯です。

 たまったゴミの量は、燃やせるゴミ(生ごみ、紙くず、枝木など)が3袋で135リットル。また、燃やせないゴミ(ガラス類、せともの類、靴など)が1袋で45リットル。燃えないゴミは、年末の大掃除で既に2袋出したのに、さらに1袋出たのだそうです。
 次に、カップ麺や納豆の容器やレジ袋などのプラスチック製の容器包装は、なんと3袋で135リットル。加えて、缶詰が5缶、アルミ缶が7缶、ビンが3本、新聞や雑誌は6.5キログラムも出たそうです。

 思ったよりもたくさんのゴミが出ているということで、4人で話し合い、その結果を「家族で考えたこと、今後やってみようと思ったこと」としてまとめておられます。
 ゴミを少なくするための取組として、「着られなくなった洋服や使わなくなったおもちゃは、使いたい人にゆずる」、「むだな物は買わないようにする!買う前によく考えてから買う」、「野菜の葉や切れ端も、できるだけ使い生ごみを減らす」そして「残さないで食べる」、「シャンプーや洗剤などは、つめかえ用を買う」、「環境に優しいエコマークがついているものを選び使う!」を掲げています。これらのことを家族で確認し合ったようです。

 心渚さんは、こうした内容を新聞の全面を使った形でまとめ、文字だけでなく絵やイラストを巧みに使いながら分かりやすいレイアウトで作品を完成させています。心渚さんの作品は、3月11日(金曜日)発行の埼玉新聞において、今年の「ジュニア・エコタイムス」の巻頭を飾ることになっています。
 毎年、子供たちに環境問題に特化した内容の取組や意見を新聞形式で表現してもらうことは、環境教育の面からも大変意義のあることだと思います。

 私たちの日常生活の中でも、知らず知らずのうち大変多くのゴミを排出してしまっています。加藤さん御一家と同じように、私たちも年に一度はゴミの量や中身について総点検をしてみる必要がありそうです。

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