5月28日(土曜日)、「スペシャルオリンピックス日本・埼玉」の記念セレモニー「『15年のあゆみにありがとう』の祝の会」に参加する機会を得ました。スペシャルオリンピックスとは、かの有名な故ケネディ大統領の妹さんでありますユニス・シュライバーさんが提唱して設立された、知的障害のある方のための国際的なスポーツ組織です。
ユニス・シュライバーさんは、生涯をかけてこのスペシャルオリンピックスの全世界への普及に取り組まれました。知的障害のある方がスポーツを通じ、あるいはスポーツのトレーニングを通じて、それぞれの持つ可能性をしっかりと見出し、そして才能を発揮する、更にそのための機会を提供していくという取組を各国で展開し、4年に一度、世界大会も開催しています。
15年前、このスペシャルオリンピックスの県内組織が結成されました。アスリート350人、スタッフ、コーチ、ボランティアなどを含めるとすぐ1,000人ぐらい集まる大変すばらしい組織です。
知的障害のある方の中には、運動神経の優れた方もいらっしゃいますし、必ずしもスポーツが得意でない方もいらっしゃいます。その誰もがスポーツを楽しみ、スポーツを通じた仲間づくりやコミュニケーションづくりを展開して、そこから社会の一員として力を得ていく。そうした仕組みの中にこの組織のすばらしい存在価値があります。
ボランティアの皆さんも、スタッフの皆さんも、コーチの皆さんも、知的障害のある方々が持つ秘めた才能を見た時、改めて人間の可能性というものを知ることになるそうです。
知的障害のある方自身が学ぶだけではなく、それを支える人たちもまた何かを学ぶ。このスペシャルオリンピックスに結集する皆さんは、まさしく学び合いの世界を知っておられます。
私もそうしたことを学ぶチャンスを与えていただきました。私も「ありがとうスペシャルオリンピックス」ということになります。