「日経ビジネス」2015年12月14日号に、医師で医学博士の日野原重明(ひのはら しげあき)氏の「生き方教室」が掲載されていました。その中で、寸暇を惜しんで仕事をする日野原氏の暮らしぶりに影響を与えた本として、イギリスの文豪アーノルド・ベネットの著書「自分の時間~1日24時間でどう生きるか~」が紹介されています。

ベネット氏はこう書いているそうです。「朝目覚める。すると、不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしり詰まっているのだ。そして、それがすべてあなたのものなのだ。これこそが最も貴重な財産である。」

私たちはともすると「時間が足りない」と言い訳しながら、その貴重な財産を浪費していないでしょうか。

また、ベネット氏は、「いまより1時間早く起きること」や、「週に3回、通勤や就寝前の90分間を『こころをたがやす時間に使う』こと」をすれば、「人生が有意義になる」と説いているそうです。

簡単そうでも、日々の雑事に追われて、継続するのはなかなか難しいとは思いますが、皆さんも今年は自分の心を耕すことに、週に3回、あるいは週に1回でもチャレンジしてはいかがでしょうか。