日本の花といえば、やはり桜かもしれませんが、本県には桜のほかにもいろいろな花の名所があります。

例えば、1,700以上ある全国の市町村で野菜産出額6位を誇る深谷市では、ゆりの切り花生産量も全国トップクラスです。屋内プール施設パティオがある深谷グリーンパークでは、4月の上旬から中旬にかけて約5種類、34,000本のチューリップが咲き誇ります。関越自動車道花園インターチェンジから車で約15分、JR深谷駅からはバス又はタクシーで行くことができます。市内には埼玉県の偉人である渋沢栄一翁ゆかりの地が各所にありますので、それも含めて楽しんでいただければいいかと思います。

思い切って、埼玉県唯一の村である東秩父村まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。ここは2014年に、細川紙の手漉(てすき)和紙技術がユネスコの無形文化遺産に登録され、大変有名になりました。東秩父村は「花桃(はなもも)の郷」とも言われるように、3月下旬から4月上旬にかけて約5,000本の花桃が見頃を迎えます。標高約320メートルの展望台もあり、周辺を一望できるそうです。

また、さいたま市中央区の与野公園のバラ園も大変すてきです。5月上旬から6月上旬までが見頃で、約3,000株のバラが咲き誇ります。5月20日(土曜日)、21日(日曜日)には「ばらまつり」が開催されます。JR埼京線与野本町駅西口から徒歩15分です。バラといえば伊奈町のバラもお勧めします。5月上旬から6月上旬にかけて「バラまつり」があります。のどかな風景を楽しみながら様々な種類のバラを楽しんではいかがでしょうか。