ウイスキーのランキングについて、バーテンダーの世界では「1にイチローズモルト、2にニッカ、3にサントリー」などと言われていましたが、いよいよ秩父の「イチローズモルト」が英国の品評会で世界一の評価になりました。
去る3月30日(木曜日)、英国のウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」主催の品評会「ワールド・ウイスキー・アワード2017」の選考の結果、秩父市の「イチローズモルト 秩父ウイスキー祭2017」が「シングルカスクシングルモルトウイスキー部門」で世界一に輝きました。
同部門は、一つの樽(カスク)から取り出したモルトウイスキーを競う部門です。受賞ウイスキーはシェリー樽で6年間熟成させたもので、2月に秩父市で開催された「秩父ウイスキー祭」を記念して、限定293本リリースされたものです。
同アワードには世界から550銘柄がエントリーされ、13部門でワールドベストが選出されています。特に受賞が難しいとされるシングルモルトの部門で、今回、世界最高の賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
まさしくバーテンダーの世界で言われていたことが、現実のものになったわけであります。
イチローズモルトは、秩父市にある株式会社ベンチャーウイスキーが製造・販売し、これまでも国内外から高い評価を受けてきました。社長の肥土伊知郎(あくと いちろう)氏は、平成24年度に埼玉グローバル賞「世界への挑戦」部門を受賞しています。正に世界への挑戦が実を結んだ結果だと思います。誠におめでとうございます。またまた秩父に、光が差しましたね。