古利根川流灯まつりは、昭和の初め頃、杉戸町・宮代町の商店会が協力し、2つの町の境を流れる古利根川を利用した「流燈曾(りゅうとうえ)」として始まりました。それぞれの店が工夫を凝らした灯篭(とうろう)を川に浮かべて、お店のPRを兼ねたイベントでした。
一時期中断していましたが、杉戸町の「本町昭和会」が中心となって、平成2年に今の「古利根川流灯まつり」として復活したそうです。
平成6年からは毎年、杉戸町観光協会の主催として「古利根川流灯まつり実行委員会」を組織し実施しています。
近年では、テレビに取り上げられるようになったほか、県内外から写真愛好家をはじめとする多くの観光客が足を運んでいます。
また、「訪ねて見たい! – 21世紀に残す日本の風景遺産100選 -」(読売新聞社刊)にも選定されています。
何と言ってもすごいのは畳1畳分もある日本一大きな灯篭です。この灯篭は、釘を使わずに全て町の人の手作りで、しかも約250基もあるそうです。ミニ灯篭も加え、約1キロメートルにわたって光の帯が川面に浮かぶ様子は正に「地上に降りた天の川」のようですし、ねぶたの川下りのようにも見えます。
今年の開催日は、明日8月3日(土曜日)と4日(日曜日)です。
是非、古利根川流灯まつりを訪れ、幻想的な風景を堪能してください。