7月23日(火曜日)、24日(水曜日)の2日間にわたり、富山県富山市で開催された全国知事会議に全国知事会会長として出席してまいりました。

令和最初の全国知事会議は、47都道府県中43名の知事が出席するというこれまでにない多くの知事の出席を得て、石井 隆一(いしい たかかず)富山県知事をはじめとする富山県の皆様の御尽力の下、大変すばらしい会議となりました。
また、1日目には石田 真敏(いしだ まさとし)総務大臣にもお越しいただき、知事の皆さんと直接意見を交換していただきました。

私は昨年4月の会長就任以来、「行動する知事会」を基本理念に掲げ、日本の抱える課題に対し地方自らができることをすぐ始め、成果を出し、国に提案していく、むしろ国をリードするぐらいの気持ちで活動を進めてきました。
例えば、昨年の全国知事会議で採択された「健康立国宣言」に基づいて、社会保障常任委員長の尾﨑 正直(おざき まさなお)高知県知事のリーダーシップの下で、埼玉県の糖尿病重症化予防対策をはじめとする地方の369の先進的な取組を新たに全国に展開してきました。

今回の知事会議も、「行動する知事会」の動きが更に広がるものになりました。

今回の会議では、メインテーマの一つとして、「5G(ファイブジー)元年 地方創生」のスローガンを掲げました。情報社会(Society4.0)に続く未来社会・Society5.0の実現のため、その通信基盤となる5Gの整備をいかに進めていくかということを議論していただきました。
5Gは、人材不足に直面する中山間地域や離島などの条件不利地域でこそ必要な技術で、これからの地方創生に必須のツールとなります。会議では、その整備や利活用の推進について提言を取りまとめました。

「健康立国宣言」に関しては、今後の社会保障制度における取組の方向性を国と地方が共有し、適切な役割分担の下で連携して進めるため、今年の5月から副大臣・政務官レベル及び実務者レベルの国と地方の意見交換会もスタートしています。
今回の会議では、これまでの取組の成果を踏まえ、健康立国の実現に向けた国への提言を特別決議として取りまとめることができました。

このほか、大規模災害発生時における死者行方不明者の氏名公表の取扱いについても議論しました。今は各自治体がバラバラに対応していますが、国においてきちんと基準を明確にするよう提言を取りまとめました。
さらに、全国知事会としては、ただ提言するだけでなく、氏名公表の事例を集め、国に提示するといったアクションを起こそうということになりました。

会議の締めくくりとして、都市と地方の自立や連携、共生も視野に地方創生にどのように取り組んでいくか、私たちの基本的な考え方を貫いた形で取りまとめられた「富山宣言」も採択されました。
今回の会議で議論されたどの提言も、地方から日本の明るい未来を創造する、「令和の時代」を「地方の時代」にという思いが込められたものとなっております。

全国知事会議は毎年、知事同士が、正味1日半という長丁場で白熱した議論を戦わせており、今年も予定していた休憩時間も返上し、1日目は5時間40分ノンストップで激論を繰り広げました。議長役の私のトイレ休憩もストップとあいなりました。