そば専門誌の発行責任者の方からお話を聞きました。埼玉県は、そばとうどんの店の合計が東京に次いで全国で2番目に多く、約2300店もあるそうです。確かに、埼玉県は経済産業省の工業統計調査でもうどん・そばなどの和風めん出荷額は全国1位でありますし、加須市などは全国トップレベルのうどんの店が数多くあるところでもあります。

こんな話を聞くと、既に亡くなられた作家の司馬遼太郎さんの話を思い出します。司馬遼太郎さんは取材で地方に行かれて、昼飯の時は原則カレーライスか豚カツだったと聞いております。その理由を同行の方などから聞かれると、「カレーライスや豚カツでは、特別うまい時はあるけれども、特別まずいということがないからだ」と、つまりハズレがないからだと答えていたそうです。もし、司馬遼太郎さんが武蔵武士団の活躍などを題材に、埼玉県に来られることがあったなら、「うどんでもそばでもハズレなしですよ」ということを私は強調したかったと思います。

私は友人や知人にもいつも話していますが、「埼玉のどこの市町村に行って、どのお店に入っても、そばやうどんを頼めば、大当たりはあってもハズレはないですよ。大変美味しくて、量も多く、値段も安いですよ」とそんなことを話しています。是非、お試し頂きたいと思います。埼玉のそばやうどんは、本当にハズレがなく、美味しいことを県民の皆様にも知って頂きたいし、県外の皆様にも知って頂きたいと思います。