先日のブログで御紹介したとおり、国内では、天皇盃第23回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で本県出身の設楽 悠太(したら ゆうた)選手が大活躍をしました。海外では、同じく本県の誇る川内 優輝(かわうち ゆうき)選手がすごい記録をまたまた作りました。史上最多となる76度目の「サブ20」(2時間20分切り)を達成したということです。

そもそも2時間20分を切って走るだけでも大変ですが、その走りをコンスタントに続け76回も重ねていることが驚異的です。史上最多となった76度目を達成したのは、アメリカで最も歴史のあるレースの一つ「マーシュフィールド・ニューイヤーズデイ・マラソン」でした。マラソン当日の気温は、なんとマイナス17度。ハーフマラソン参加者は30名程度、フルマラソン参加者は川内選手を含めてわずかに3名という、多くの参加者が敬遠するほど極めてコンディションの悪い大会でした。

川内選手はこうした厳しい環境にもめげず、2時間18分59秒をマークしました。極寒のために、初めてタイツをはいて出場。スタートから独走し、途中路面が凍結しているためスリップもしたようですが、ペースアップに成功しました。
あと2人の選手は途中でリタイアしたので、結果的に川内選手だけが走り抜き、地元の新聞には「2人が残酷な条件でリタイアする中、1人のランナーがショーを披露した」と紹介されました。本人曰く「汗が凍る経験は初めて」とのことです。川内選手、世界最多記録の達成、おめでとうございます。

これからも、川内選手がメジャーリーガーのイチロー選手のように、末永く全世界を沸かすマラソンランナーとして活躍されることを期待しています。