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「ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)」という言葉を聞いたことがありますか。フランス語ですが、直訳すると、高貴な生まれの者に課された義務、というような意味になります。
つまり、貴族や上流階級に生まれた者は身分に応じた社会的責任を果たさなければならないという考え方で、階級社会である欧米などに根付いている倫理観とも言えるでしょうか。

欧米では、現代でも政財界のトップに立つ人にはそれが身に付いているそうです。上流階級の人々は、チャリティやボランティア活動、芸術家への支援などを当たり前のように行っているとのことです。

日本は長らく「一億総中流社会」と信じられてきましたが、最近では格差社会と言われるようになりました。

株式会社野村総合研究所の調査によると、純金融資産保有額が1億円以上のいわゆる富裕層は127万世帯に上り、増加傾向にあります。これは、祖父母や親などの資産を受け継いだ層が新たに富裕層に加わっていることも一因と考えられています。
一方、生活保護世帯で育った子供が大人になって再び生活保護を受ける『貧困の連鎖』など、世代を超えて貧困から抜け出せない状況もあります。

私は、誰にでもチャンスがあり、一人一人が希望を持てる社会にしたいと思っています。
県では、市町村や民間団体とも協力しながら、生活保護世帯などの子供への学習支援や子ども食堂などの子供の居場所づくりに力を入れていますが、現実問題として格差が広がる中、取組の更なる広がりが求められています。

日本にもこの「ノブレス・オブリージュ」の精神が根付き、ほんの少しでも余裕のある人が、困難な状況にある人をいろいろな形で当たり前に支援するような、そんな社会を実現していきたいと思います。

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