平成30年に警察が認知した埼玉県内の犯罪発生件数(刑法犯認知件数)の確定値が出ました。60,001件です。ピークだった平成16年の181,350件と比べると約3分の1であり、14年連続して減っています。

大都市近郊にありがちな匿名性の高い社会では、犯罪が発生しやすいという傾向があることは御承知のとおりです。埼玉県も昭和60年頃は6万件前後でしたが、ピーク時には18万件を超えるまでに増えました。この時期は、ちょうど私が知事に就任した時期に重なります。
このため、私は相当の意識をもって犯罪を減らすことに取り組んできました。国に要望して、警察官の人数を全国で一番増やしていただきました。警察官一人当たりの人口は平成16年当時の683人から現在は634人になりましたが、それでも本県の警察官は日本一多い人数をカバーしている状況です。
そこで、県では県民の皆さんに協力いただき民間の防犯パトロールを大幅に増やす努力をいたしました。その結果、当初515団体だった「わがまち防犯隊」の数は現在6,010団体と全国一の数となりました。

また、新聞配達やガスなどの検針を行う、いわゆる巡回型の事業者の皆様と協定を結び、不審者情報などを警察に連絡していただく体制を整えました。こうしたことの効果が出てきたのでしょうか、年々犯罪が減ってきています。特に住宅対象侵入窃盗に関しては82.4パーセントも認知件数が減りました。

昭和61年以来の犯罪発生件数5万件台が近づいてきました。県警本部や民間の皆さんと協力して更に取組を進めてまいります。