人間の平均寿命は伸び続けていますが、地球上には想像以上に長寿の生き物がいます。今回は、そうした生き物たちを御紹介します。
「鶴は千年、亀は万年」といいますが、ゾウガメは250年くらい生きるそうです。
お寿司で人気のネタであるウニも意外なことにかなりの長寿です。200年以上生きることもあるといいます。
ホンビノス貝というアイスランドで採取された貝の年齢は507歳と推定されています。この貝が生まれた時、レオナルド・ダ・ヴィンチは「モナ・リザ」を作成中だったことになります。
北極など極寒の海に生息する海綿動物の中には1,500年くらい生きる種類がいるそうです。ということは、今1,500歳の海綿動物は聖徳太子(厩戸王(うまやどのおう))がいた頃には既に生まれていたことになります。
最後は、寿命がはっきりしない生物、ベニクラゲです。
ベニクラゲは老化すると変形し、細胞が若返って幼生に戻ります。その後は再び成長を続け、老化すると再び幼生に戻るそうです。このサイクルを繰り返すため、寿命を迎えて死ぬということはないと考えられています。
こうして長寿の生き物の存在を知ると、いつまでも健康で心身ともに充実して過ごしたいという願いは、もしかしたら人間だけではなく生き物共通の願いなのかもしれません。