長崎県のアンテナショップが髙島屋大宮店の地下2階にオープンしました。「埼玉ながさき屋」という名前です。長崎県商工会連合会が中心になって設置したものです。
10月13日(土曜日)のオープン初日、視察に伺いました。平田 研(ひらた けん)長崎県副知事をはじめ、長崎県の産業労働部長や企画振興部政策監などの関係者も来ておられました。
実は私、30代の頃に「地域資源活用機構」という民間のシンクタンクの理事として、離島振興の研究や現場の手助けなどをしていたことがあります。
現在は、新上五島町(しんかみごとうちょう)という名前になっていますが、合併前の新魚目町(しんうおのめちょう)という町の漁業組合などの雇用拡大に努力したことがあります。新魚目町に刺身工場を造る企画を持ち込み、全国屈指の食材会社と機械メーカーを連れて現場を視察するなどしていました。この企画は残念ながら量の確保ができないということでうまくいきませんでしたが、そうした関わりを持っていました。
後に、埼玉県物産観光協会が運営している物産観光館「そぴあ」で、この五島列島の産品を取り扱うフェアを行ったこともありました。
最近では、離島の農水産品の輸送費用を補助する制度もあり、五島列島の新鮮な魚をなんと秩父市内のホテルや旅館、料理屋さんなどに卸すというような交流も始まっています。
長崎県商工会連合会ではこうした流れを見極めて、東京都内にアンテナショップを出すのではなく、あえて海なし県で海産物好きな埼玉県に狙いをつけて、今回の運びになったようです。
小さな縁でしたが、30数年の縁がポツポツと切れかかったりつながったりしながら、こうした形になったことに私も驚きです。早速、埼玉ながさき屋で「あごだしスープ」や「ちゃんぽん」などのおいしい特産品をたくさん買い込みました。
皆さんも是非「埼玉ながさき屋」にお立ち寄りください。