9月19日(月曜日・敬老の日)、県の教育委員会委員長も務められました髙橋史朗(たかはし しろう)先生が提唱する「第5回親守詩埼玉大会」がさいたま市の市民会館うらわで開催されました。
この親守詩というのは子供が親に感謝のメッセージを送り、そのメッセージに対して親から子供にメッセージを返す。この言葉のリレーを五・七・五・七・七の上の句を子供が詠み、下の句を親が詠むという形で行うものです。多くの皆様に参加していただき、親と子の絆を深めるきっかけにしてもらおうという趣旨です。毎年、4000句近い作品の応募がありますが、とてもすばらしい句ばかりで、どれも私の心に響きます。

例えば、埼玉県教育長賞を取った埼玉平成中学校(毛呂山町)の丸山悠哉(まるやま ひろや)君とその親御さんの作品
「こんなオレ 育ててくれて ありがとう(子)」
「あなたは親を 育ててくれたよ(親)」

埼玉県PTA連合会長賞 川口市立戸塚東小学校の山田大耀(やまだ ひろあき)君とその親御さんの作品
「あかちゃんが おうちにきたよ うれしいな(子)」
「頼りにしてるよ 先輩にいに(親)」

審査員特別賞 白鳥幼稚園(飯能市)の風間琳太朗(かざま りんたろう)君とその親御さんの作品
「ママと読む ご本はとっても 楽しいな(子)」
「いつもおひざは 特等席ね(親)」

わずか3つほどですが御紹介させていただきました。とても心打たれるやりとりが言葉の中にあります。
こうした言葉のやりとりを親子で交わしながら心の絆を確かめ合うことが、実はとても大きな教育的価値を持つものではないかと思われます。毎年4000組の親子が参加すると10年で4万組が参加することになります。この方々は心に親子の魂のリレー、触れ合いのリレーを感じているはずです。いいですね。これからも多くの方々の参加を期待しています。