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現在、日本では、少子高齢化が進み、高齢者の一人暮らし世帯は593万世帯と30年前の5倍になっています。特に、男性高齢者の孤立度が際立って高いのが特徴的です。

8月10日(金曜日)に国立社会保障・人口問題研究所が「生活と支え合いに関する調査」を公表しました。

調査結果によると、「会話の頻度」が「毎日」と答えたのは、夫婦のみの高齢者世帯が90パーセント程度となっているのに対し、単身世帯になると女性の高齢者は62.3パーセント、さらに男性の高齢者は49.0パーセントと急激に下がります。

それどころか「(会話の頻度が)2週間に1回以下」と答えた男性の高齢者は15.0パーセント(女性は5.2パーセント)も存在しており、人と接する機会がかなり少ないことが分かります。

男性の中には、長時間労働の繰り返しで会社以外の友人や趣味などをつくる暇もなく、汗水たらして働き続け、気がつくと退職の日を迎える、という会社人間も珍しくありません。

それでも地縁血縁のあったころは、幼なじみや学校の先輩後輩、親戚などが近所にいて男性でも家族以外のつながりが維持されていたと思います。しかし、現在では、そうした人間関係も希薄になっています。

8月7日(火曜日)のブログでも御紹介しましたが、こうした人とのつながりがあるかないかは、人の健康や幸福感に大きく影響を与えます。

「孤独」は人生100年時代の大きな問題です。退職後に30年も40年も人と付き合わずに引きこもったり、終活を続けたりするわけにもいかないでしょう。
一人一人のシニアライフが充実し、第2、第3の実りを迎えられるよう情熱を傾けられるもの、すなわち生きがいとなるものが必要ではないでしょうか。

いつまでも元気で過ごせるよう、40代や50代のうちから家族以外にも人や社会との「つながり」を意識的につくる心構えが求められるのではないかと思います。

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