6月30日(土曜日)の毎日新聞夕刊に「ウナギかば焼き『発祥地は浦和』?」という記事が掲載されていました。

さいたま市浦和区のウナギ料理店などが、浦和が「ウナギのかば焼き発祥の地」であるとしてPR活動を行っているそうです。
このPRに取り組むのは「浦和のうなぎを育てる会」で、県庁近くにあるウナギ料理専門店「中村家(なかむらや)」の大森 好治(おおもり よしはる)さんが代表理事を務めておられます。

かつて浦和周辺には川や沼が多く存在し、ウナギが生息するのに適したところだったそうです。発祥の地については諸説あるようですが、日本全国で愛されている料理が浦和発祥というロマンはとても魅力的です。

ビタミンやミネラルなどが豊富なウナギは、昔から私たちの大切な栄養源でした。その食文化は古く、一説には縄文時代から食べられていたともいわれています。現在、稚魚であるシラスウナギの不漁が続き、かば焼きをはじめとするウナギ料理は高嶺(たかね)の花となっています。そうした中で伝統を守るために活動している「浦和のうなぎを育てる会」の皆さんの努力は、大変うれしい限りです。

今年の夏は、土用(どよう)の丑(うし)の日が7月20日(金曜日)と8月1日(水曜日)の二日あります。例年にない猛暑ですが、夏バテ予防にはウナギと相場は決まっています。値段が高いのは気になるところですが、栄養価が高くおいしいウナギを食べて暑い夏を乗り切りたいものです。