今3つの「羽生」に注目しています。
まず、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した「羽生」結弦(はにゅう ゆづる)選手です。前回のソチ五輪に続く連覇を達成しました。この偉業は66年ぶりの快挙ということです。
テレビの生中継の瞬間最高視聴率は関東地区で46.0パーセントだそうです。ほぼ2人に1人が見ていたということになります。
羽生選手がフリーに登場した2月17日(土曜日)は、埼玉サイクルエキスポ2018の初日でした。私も会場のさいたまスーパーアリーナにいたのですが、心なしか女性の来場者が少ないように感じました。
次に、国民栄誉賞を授与された将棋の「羽生」善治(はぶ よしはる)さんです。羽生さんは所沢市出身であり埼玉県にゆかりがあります。初の永世七冠という偉業を達成し、将棋界での国民栄誉賞受賞は初めてです。
羽生さんの棋風は攻守ともに優れており、特に若い頃には終盤の予想外の一手で逆転劇を繰り広げる「羽生マジック」が話題となりました。
最後に、埼玉県としては「羽生」市(はにゅうし)です。
昨年大ヒットしたテレビドラマ「陸王」は隣の行田市が舞台でしたが、主演の役所 広司(やくしょ こうじ)さんが着ていた「こはぜ屋」の半纏(はんてん)は羽生市の小島染織工業株式会社が製作したものです。
羽生市は古くから藍染の産地として栄えた町です。こはぜ屋の半纏は伝統の武州正藍染(ぶしゅうしょうあいぞめ)で製作し、洗えば洗うほど色がさえて美しい風合いになっていくことから、ドラマのヒットと相まって大変な人気を博しています。
また、羽生市は毎年「世界キャラクターさみっとin羽生」を開催しており、昨年で8回目を数えました。世界のご当地キャラクターの聖地としての知名度も抜群です。
今まさに「羽生」が熱いですね。