平昌(ピョンチャン)冬季五輪ではカーリングが大きな話題となりました。特に女子日本代表は、史上最高の銅メダル獲得という快挙でした。

司令塔の藤澤 五月(ふじさわ さつき)選手を中心に抜群のチームワークと持ち前の明るさで日本中を元気にしました。休憩中に果物やお菓子を食べる「もぐもぐタイム」や北海道訛りの「そだねー」がかわいらしいと、大変な人気を呼びました。

カーリングは「氷上のチェス」と呼ばれています。

約40メートル先の円(ハウス)へ石(ストーン)を滑らせる競技ですが、重さ約20キロのストーンを正確に投げる「技術」と、数手先までの戦略を立てる「頭脳」が求められます。

ショットのウエイト(スピード)とライン(コース)を制御し、ストーンが止まる瞬間まで、投げる選手、ブラシで掃く選手、指令を出す選手がそれぞれの役割を果たして一投一投を全力で打ち込みます。

また、氷の表面は気温の変動や選手が掃くことによって刻一刻と変化するため、その潮目を読む「アイスリーディング」が勝つための重要な鍵となります。

時代の潮流を読み、技術と頭脳を駆使して県民のために何をすればいいかを考えるという点で、正に県政運営にも通じるものがあります。

カーリングは奥が深いですね。
そだねー。