NHKさいたま放送局と埼玉県では、再来年に開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、埼玉スポーツ応援キャンペーン「さいたマッスル -埼玉県民2020気運醸成計画-」を展開しています。

その一環としてNHKさいたま放送局では、様々なスポーツで活躍するアスリートを特集する企画「さいたマッスル 華齢なるアスリート」という動画を制作し、同放送局のホームページで公開しています。

アスリートを特集する動画というとオリンピックやプロ野球、Jリーグなどで活躍する現役選手を思い浮かべがちですが、この「華齢なるアスリート」のコンセプトは文字通り「華齢」です。
野球やサッカー、縄跳び、視覚障害者柔道など様々なスポーツにおいて生涯現役で肉体を鍛え、技に磨きをかける埼玉が誇るシニアアスリートたちが紹介されています。

例えば、ベンチプレスの鉄人として紹介されている熊倉 英夫(くまくら ひでお)さん81歳は、体力づくりのために52歳でベンチプレスを始めこれまでに8回日本記録を更新しているそうです。最高記録はなんと168キログラムで、68歳の時に記録したというから驚きです。熊倉さんが「毎日目的に向かって夢中に生きるというのが私の信条」と語る姿が印象的でした。
また、「照英のマッスル旅」では、かつてやり投げ選手として国体で準優勝した経歴を持つ本県出身のタレントである照英(しょうえい)さんと、同じく本県出身で「筋肉アイドル」として注目を集める才木 玲佳(さいき れいか)さんが、華齢なるアスリートたちを訪ねバスケットボールのフリースローや二重跳びなどで真剣対決も繰り広げています。
華齢なるアスリートに刺激を受けた照英さんは、マスターズ陸上競技選手権大会に出場したそうです。

「“化け物”ストライカー79歳」や「“心眼の三四郎”68歳」など、たくさん動画が公開されています。皆さんも是非一度御覧になってください。人生100年時代に向けて、「華齢」な人生を送るためのヒントが見つかるかもしれません。

NHKさいたま放送局「さいたマッスル 華齢なるアスリート」ホームページ(外部サイト)