過日、JR京浜東北線の蕨駅で、盲導犬を連れた視覚障害をお持ちの方がホームから転落し列車と接触するという痛ましい事故がありました。そうした事故を受け、鉄道を利用される視覚障害者の方が駅のホームからの転落や列車との接触などの事故に遭わないよう、関係市及び鉄道事業者が連携し、駅のホームで積極的に注意喚起の声を掛けていただく「声かけサポート講習会」を開くことになりました。
私も記者会見で提案しておりましたが、早速、実現いたしました。講習会は、県と市が主催して鉄道事業者が協力する仕組みです。
まずは、蕨市と川口市で行います。蕨市は、5月19日(金曜日)に旭町公民館及びJR蕨駅で開催します。また、川口市は5月23日(火曜日)にメディアセブン(川口キュポ・ラ7階)及びJR川口駅で行います。いずれも一般公募で定員は各回30名の予定です。
講習の内容は、はじめに駅ホームでの声かけ方法などについての講義があります。次に、駅での実地体験を実施します。こうした講習会を通じて、鉄道事業者のみならず、駅を利用する方々にも視覚障害者の方に対する「声かけ」への協力を呼び掛けていくこととしています。
今後、他の会場でも講習会を開催してまいります。県内各市町で「駅ホーム声かけサポート」の講習がどんどん行われて、視覚障害をお持ちの方々の不幸な事故がなくなっていくことを望みます。