7月23日(月曜日)、熊谷市で観測史上国内最高となる「41.1度」の気温を記録しました。都内でも初の40度超えとなりました。高知県四万十市に抜かれて以来、暑さ日本一ではなかったわけですが、5年ぶりに「暑さ日本一の熊谷」に戻りました。
決して良い話ではありません。異常とも言うべき暑さが日本中を覆い、熱中症でお亡くなりになる方々も非常に増えています。正に、災害とも言うべき状況です。時あたかも、国連の気候変動に関する政府間パネルは、現状の温暖化ガスの排出ペースが続くと、2040年ごろには地球の気温上昇が産業革命前より1.5度に達し、更に豪雨等の異常気象が起こるという予測をまとめたということです。
連日続く暑さは、夕立もないが故に夜になっても暑さが冷めないまま、翌日にまた暑くなるという「暑さの蓄積」が続いていると思われます。しかし、暑さの原因がわかったとしても、人間の力では気候をコントロールすることは困難です。さりとて、我慢をしすぎて病気になっても問題です。東京オリンピック・パラリンピックまであと2年。このような異常気象が大きな課題となりそうな気がいたします。また、このまま雨が降らないと渇水になったり、作物の生育に影響が出てくることになります。こうしたことが物価にもはね返り、庶民の生活に直面することになります。
お天道様に祈るしかないというのは大変つらいことです。