3月21日(火曜日)の東京新聞に掲載されていた宮代町の塩田忠市(しおた ちゅういち)さんを紹介したいと思います。
塩田さんは、現在75歳で、北海道最北端の宗谷岬から鹿児島県最南端の佐多岬まで、食料や衣類を載せたリヤカーを引きながら歩き、見事、日本縦断の旅を成功させた方です。
昨年6月にスタートし、11月にゴールするまでの145日間、一度も帰宅することなく約2,900キロを歩き続けたそうです。塩田さんがすごいのは、2年前にも15年余りかけて、日本沿岸一周13,500キロの踏破を成し遂げられたことです。しかも、現在は自転車による旅に挑戦中です。塩田さんは「目標はあきらめなければ近づける。百人百様の生き方があり、旅でなくても何か目標を持つことが大事。目標のない人生は面白くない。」と話しておられるそうです。
現在、塩田さんのような元気なシニアが増えています。日本老年学会の分析では「現在の高齢者は10年、20年前に比べて5歳ないし10歳は若返っている」そうです。2065年には約3人に1人が65歳以上の超高齢社会となることが予想されている我が国にあっては、まさにシニアの活力は国力につながる大切な課題です。本県もアクティブシニアの必要性を認識しており、どんな方でも意欲と能力さえあればいつまでも元気に活躍できる社会づくりをしなければなりません。こうしたことを「シニア革命」と名付けて、重点施策として取り組んでいます。