先日、公益財団法人日本城郭協会から「続日本100名城」が発表されました。
県内からは忍城(おしじょう・行田市)、菅谷館(すがややかた・嵐山町)、杉山城(すぎやまじょう・嵐山町)が選ばれました。
2006年に発表された「日本100名城」では、県内から川越城(かわごえじょう・川越市)と鉢形城(はちがたじょう・寄居町)が選ばれています。
今回は、昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で登場した沼田城(ぬまたじょう・群馬県)や、岩櫃城(いわびつじょう・群馬県)といったところも選ばれています。忍城は関東七名城とうたわれ、映画「のぼうの城」の舞台になった場所です。菅谷館は、源平の戦いで活躍した武将、畠山重忠(はたけやま しげただ)が居住していたところで、現在は埼玉県立嵐山史跡の博物館が設置されています。そして、杉山城は、戦国期城郭の最高傑作のひとつとも言われている山城です。近年、「歴女」や「城ガール」という言葉が広まるなど、歴史に関心を持つ層が広がっています。外国人観光客の間でも日本の旧跡に興味を持っている方も多いと言われています。
県内で開かれるラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、観光は今後大きな成長が見込まれる分野です。本県も「SAITAMAプラチナルート」をアピールするなど、その活性化に力を入れているところです。
風薫る5月、皆さまも埼玉のお城にお出掛けになられてはいかがでしょうか。