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 今年は「申年(さるどし)」ですが、これは十二支(じゅうにし)のことで、干支(えと)で言うと33番目の「丙申(ひのえさる)」に当たります。

 干支とは十二支と十干(じっかん)を組み合わせたもので、60を周期として数量や順序を表すものです。十干とは「甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)」の10の要素のことです。

 干支は中国をはじめとするアジアの漢字文化圏において年月日や時間、方位、角度などを表すのに用いられてきました。その起源は商(殷・いん)代の中国に遡り、遺跡から出土した亀甲獣骨(きっこうじゅうこつ)にもたくさんの干支が日付を表すために用いられています。

 日本に干支(えと)によって年を数える干支紀年法(かんしきねんほう)が伝来した時期はよく分かっていないようです。日本に中国の暦が伝来したのは6世紀半ばとされていますが、行田市にある稲荷山(いなりやま)古墳から出土した金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)には「辛亥年七月中記」という記述があります。この「辛亥年」は471年とする説が有力ですが、もしそうなら、5世紀には暦が存在していたことになり、暦の伝来はもっと以前に遡りそうです。

 さて、「丙(ひのえ・へい)」には「あきらか」「さかん」という意味があり、横に燃え広がる性質を表しています。また、「申(さる・しん)」は「伸びる」ということで、物事が進歩発展し、成熟に至るまでの伸びを表しているそうです。

 本県にとっても、2016年は物事がさかんに広がり、発展していく年にしたいものです。

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