いよいよ今年は、アジアで初めてのラグビーワールドカップが日本で開催されます。会場の一つとなる熊谷ラグビー場は、世界最高峰の戦いにふさわしいスタジアムに生まれ変わり本番を待つばかりです。
とりわけ今年9月6日(金曜日)には日本代表壮行試合として、「日本」対「南アフリカ」戦という世紀の試合が熊谷で行われることになりました。
そこで、本番前に知っておくと、ラグビーが10倍楽しくなる雑学について御紹介したいと思います。
ラグビーは、サッカーと異なり、得点の仕方によって得られる得点が異なります。ラグビーの得点は大きく分けて「トライ」と「キック」の2種類があります。
ボールを持ったまま敵陣のゴールラインを割って、地面にボールを接地させるとトライとなり、5点得点が加算されます。
トライとは日本語で「挑戦する」という意味です。なぜゴールではなく、トライという名前になったのでしょうか。
ラグビーのルール制定当時は、トライをしても得点が加算されることはなく、ゴールキックへの挑戦権が得られるだけでした。つまり、ゴールキックへの挑戦権というところから「トライ」という名前が付けられたそうです。
その後、守備の進化によりトライを取ることが難しくなりました。そのため、トライの価値が高く評価されるようになり、トライで得点が1点加算されるようになりました。その後、2点、3点、4点、5点と変更されています。トライ後のゴールキック(コンバージョンキック)の得点は2点ですから、今ではトライの得点の方が大きくなっています。(なお、反則に伴うペナルティキックとプレー中のドロップキックによる得点は3点です。)
時代の変化とともに物事の価値は変わっていくということでしょう。ラグビーに限らず時流を読み、物事の本質を捉えながら変革をしていくことが必要なのだと改めて感じました。