8月17日(金曜日)に、ファミリーレストランの「ガスト」や「ジョナサン」を運営する株式会社すかいらーくホールディングスが、2020年までに国内外の約3,200店で使い捨てプラスチック製ストローの使用を原則廃止すると発表しました。日本国内の外食大手で初めてということですが、他の企業に広がる可能性もあるのではないでしょうか。

ストローが鼻に刺さった海亀の映像などとともに、プラスチックごみなどによる海洋汚染への理解が広がり、環境保護の取組が強化されているところです。
確かに考えてみれば、特定の方を除けばストローが無くてもジュースや水などを飲むのに特に支障はないわけですから、必ずしも常に提供する必要はないのかもしれません。
幼児や障害のある方などストローが必要なお客様や、ジョナサンのタピオカ入りドリンクなどストローが不可欠な商品では提供しますが、その場合でも自然分解する素材を使用した代替ストローなどの導入を検討しているそうです。

民間でのこのような動きは、環境を保護する上で極めて重要だと思います。また個人のレベルでも、身近なところから様々な取組が考えられるのではないでしょうか。例えば、洗顔料や歯磨き粉などには角質や汚れを落とすために、プラスチック製のマイクロビーズなどがよく使われるそうです。なるべく自然由来のものを使うとか、あるいは油の付いた食器は布などで拭いてから最小限度の洗剤を使って洗うなど、環境に優しいライフスタイルを実践することが重要になってきました。
海洋汚染や様々な気候変動は、私たち自身が招いているのかもしれないという自戒の下に、生活を改めていくことが求められているということでしょう。