12月15日(火曜日)、有限会社菊水堂の岩井菊之(いわい きくじ)社長に県庁にお越しをいただきまして、埼玉県特定非営利活動促進基金(NPO基金)への寄附をされたことに対する感謝状を贈呈いたしました。

この菊水堂さん、どのような会社かというと、ポテトチップを作っている会社です。同社の商品「できたてポテトチップ」が、テレビ番組「マツコの知らない世界」で紹介されて以降、人気が沸騰しました。自社工場で生産したポテトチップをその日のうちに発送するそうで、値段が高くても食べたいという購入希望が全国から寄せられるようになったとのことです。
そこで、インターネットによるチャリティ販売を行い、その売上げ全額975,000円を寄附していただいたわけです。この寄附金は岩井社長のお申し出のとおり、農業を通じて障害者の就労・就農支援に取り組む県内NPOのために活用していこうと思います。

このポテトチップは、通常1袋単価300円で6袋入ったものを1,800円で通信販売しているそうです。そこを今回、チャリティ販売ということで、1袋単価500円掛ける6袋で3,000円の値段で販売したところ、即300セットを売り切り、その売上金900,000円を寄附されました。さらに第2弾として、生産量の少ないジャガイモを使った珍しいポテトチップの抽選販売を行い、その売上金75,000円も加えて、合わせて975,000円を寄附していただいたところです。

商品名の「できたてポテトチップ」は、「Yahoo!検索大賞2015 お取り寄せ部門賞」にも選ばれ、12月9日(水曜日)に表彰式があったそうです。この受賞を記念してヤフーオークションに「できたてポテトチップ」を出品し、この落札金額も第3弾として寄附していただけるそうです。

菊水堂さんの工場は八潮市にあり、ジャガイモは全て国産、焼塩以外の余分な調味料を使わず、丁寧にポテトチップのみ作っておられます。会社の設立は昭和32年とのことですので、ポテトチップに関しては日本で古くから製造している会社の一つになるそうです。凄い会社です。