オミクロン株は感染力は強いが、重症化率は少ないと言われてきましたが、なかなかどうして、しぶといようです。
サンデー毎日の巻末に、五木寛之氏の「ボケない名言」というコーナーがあります。ここで、五木さんは、マスクコミュニケーションは無理だと言っておられます。
「目は口程に物を言い」ということわざもありますが、どうも、目の表現力も鼻や口、顔全体が見えてこそ、目の表現力も活きるようです。また、歌の文句に「俺の目を見ろ、何も言うな」とありますが、この「目」も顔全体の表現のなかで生きている目だと思います。
ともあれ、鼻から下が、マスクで隠されていますので、比較的、髪の毛に差が無いと、みんな同じような顔に見えます。
男性は比較的、髪が薄いとか多いとか差がありますが、女性は多くの場合、髪の毛がたくさんありますので、なおさら、識別が難しいようです。
私たち選挙をやる者にとっては、あるいは、多くの人と会ったり、話したりするのが仕事の一部である者にとっては、やっかいな時代です。
自分の意思を正確に伝え、同時に相手の意思も読み取る、この能力がとても重要ですが、まさに、その能力を使えない状況になっています。
小中学生など、身体いっぱい、顔全体を使って自分を表現する大事な時期なのに、それができません。
コロナの時代を経た、子供たちがどんな形で成長するのか、とても心配です。
今も心配ですが、後々も心配。
参議院議員 上田清司