人類は、ウイルスをはじめ自然災害など人知を超えたものに、悩まされてきました。そこで、神々の登場があったものと思われます。
森の神、海の神、水の神、八百万の神が世界各地にあったようです。
そのうち、体系的な宗教が世界に根付いてきました。
俗にいう三大宗教などです。日本では、欧米ではほぼ無くなった八百万の神が生きておりますし、古代から導入された仏教、そして、キリスト教、さらに伝統的な神道などが混在しています。
寺島実郎先生の調査によれば、仏教系の信徒が8,533万人。神道系信徒が8,617万人、キリスト教徒192万人、その他774万人、合わせて1億8,116万人。
会員、檀家、信徒、氏子などの積み上げによる数字だそうです。
びっくりする数字です。日本人は宗教心の篤い国民かと思われるかもしれません。
あの「武士道」を著した新渡戸稲造は、アメリカ人から日本人は宗教心がないのかと問われ、武士道という倫理観こそが、日本人の宗教心だといって世界に広めました。
良くも悪くも、日本人は「ごちゃませ」が好きなようです。
参議院議員 上田清司