4月30日(火曜日)に「退位礼正殿の儀(たいいれいせいでんのぎ)」に出席する機会をいただきました。皇居の「松の間」において、上皇陛下が正式に退位の様々な手続を終えられ、国民の代表である国会議員並びに地方自治体の代表者、また、関係機関の代表者、約300人を前に天皇として最後のお言葉を述べられました。

「国民と共にある」という言葉は、正に上皇陛下並びに上皇后陛下のお姿を表す言葉として最もふさわしいものだと思います。
東日本大震災で避難された福島県双葉町の皆さんを迎え入れた加須市の旧騎西高校で、膝を折り目線を一人一人の被災者に合わせられていた上皇上皇后両陛下のお姿を、私は今も忘れることができません。
現在の天皇皇后両陛下も三郷市の体育館で同じように膝を折り、福島県広野町からの避難者の皆さんたちに同じ目線でお声掛けをされていたお姿が心に残っています。

翌5月1日(水曜日)には、天皇陛下の「即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)」にも出席する機会をいただきました。天皇皇后両陛下の若々しく、凛々しく、そして神々しい姿がとても印象的でした。また、天皇陛下は上皇陛下並びに歴代天皇のなさりようを学び、日本国憲法にのっとり、天皇としての責務を果たしていかれるという決意を述べられました。もとより、「国民に寄り添って」という考え方は上皇陛下と同じ姿勢です。

本当に、皇室のありようというものがこれほど国民に尊ばれ、親しまれ、愛されている国は世界でも他にないのではないかと思われます。日本の長い歴史において天皇家としてありつづけられた有り難さを改めて国民の一人として感謝いたします。