4月10日(水曜日)、天皇陛下御即位三十年奉祝感謝の集いが国立劇場で開催され、私も出席させていただきました。この集いは、天皇陛下御即位三十年奉祝国会議員連盟と天皇陛下御即位三十年奉祝委員会、公益財団法人日本文化興隆財団の共催で行われたものです。

会を代表して、伊吹 文明(いぶき ぶんめい)元衆議院議長、三村 明夫(みむら あきお)日本商工会議所会頭、また御来賓として安倍 晋三(あべ しんぞう)内閣総理大臣、大島 理森(おおしま ただもり)衆議院議長も臨席されました。
各界の方々が祝辞を述べられましたが、とりわけ、ビートたけしこと北野 武(きたの たけし)さん、またブラジル国サンパウロ市のエタバ高校2年生の宮﨑 真優(みやざき まゆ)さんの祝辞がとても印象に残りました。

北野さんは若干笑いを誘うための仕掛けをされていました。いきなり顔をマイクにぶつけたり、先に祝辞を述べた衆議院議長が置いていった紙をわざと取って「衆議院…あぁ、こっちじゃない!」などと言った後、御自身の祝辞を発表されました。最も印象的だったのは、「天皇皇后両陛下が国民と共にあり、国民に寄り添っていただける、そうした方がいらっしゃることに感謝したい。そしてそんな日本に生を受けたことを幸せに思う。」といった締めの言葉でした。

また、日系4世の宮﨑 真優さんは、天皇皇后両陛下をはじめ、日本のすばらしさをもっともっとブラジル国内でアピールしたいと言っておられました。宮﨑さんがブラジル人であると同時に日本人でもあるということを強調されておられたことが、強く印象に残っています。
また、日本を代表する人気アーティストの松任谷 由実(まつとうや ゆみ)さんや、「ゆず」のお2人などの祝賀コンサートもあり、とても心に残る感謝の集いでした。

私も東日本大震災の際に、天皇皇后両陛下、皇太子殿下などのお見舞いに御一緒させていただきましたが、いつでも膝をついて、被災者の皆さんと目線を合わせられるお姿に、本当に心を打たれる思いがしました。
天皇皇后両陛下の御訪問こそが、被災者の皆さんの希望や勇気につながったのではないかと強く思います。