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少し前の話になりますが、昨年11月、県立久喜高等学校の創立100周年記念式典に御招待いただきました。その挨拶の際、特に在校生の皆さんにお伝えしたいことをお話ししました。それは、人生は上手くいくときばかりではないということです。

例えば、久喜高校の設立と同じ年に生まれた、やなせたかしさんは「アンパンマン」の作者として有名です。しかし、アニメの成功で名をはせたのは69歳で、それまでは苦労続きでした。仲間の漫画家たちが次々と有名になっていくのを見て絶望していた42歳の頃、徹夜の仕事中にふと懐中電灯を手のひらに当てるとびっくりするほど血液が赤く透けて見えたそうです。心はつらいのに血は元気に流れていることに気付き、大変励まされた経験から童謡「手のひらを太陽に」の歌詞が生まれたということです。

また、ケンタッキーフライドチキンで有名なカーネル・サンダースも、フランチャイズという新しいビジネスモデルを成功させるまでには多くの職を転々とし、失敗を重ねたといいます。このように、大成功で知られる人にも上手くいかないときがあったのです。

実は私にも衆議院議員選挙を4回連続で落選するというつらい時期がありました。だからこそ、人生は良いときばかりではないことを若い人たちにお伝えしたいと思いました。

そしてもう一つ、「友人の存在」についてもお話ししました。私は、自らの経験からその大切さを確信しています。
落ち込んでいたとき、弁護士の友人が「自分は司法試験に6回落ちて7回目に合格した。あなたはまだ4回だ。まだ2回あるじゃないか。」と声を掛けてくれました。よく考えると変な理論ですが、それでも「こんなに優秀な人でも6回も失敗したのか。」と励まされ、それから超人的な努力をすることができました。

高校生の皆さんを前に、こうした話をいたしました。友人を大切にするとともに、「失敗は成功のもと」と固く信じましょう。

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