9月19日(水曜日)、県庁で日本医師会、埼玉県医師会、埼玉県の三者による糖尿病診療の推進と重症化予防に向けた連携協定の締結式を行いました。

日本医師会の会長で世界医師会の会長でもある横倉 義武(よこくら よしたけ)会長、埼玉県医師会の金井 忠男(かない ただお)会長、日本医師会の羽鳥 裕(はとり ゆたか)常任理事、松本 吉郎(まつもと きちろう)常任理事などに御出席をいただきました。

埼玉県と埼玉県医師会が共同で進めている糖尿病重症化予防対策については、かねてから国に高く評価されていました。
私は、全国知事会会長として「国と地方との協議の場」に出席した際、政府首脳に対し、「こうした取組を評価していただくのはありがたいのですが、政府がそれを全国的に展開する必要性を説きながら、そのための支援をしていないのはいかがなものでしょうか。」というようなことを申し上げました。
こうした私からの提案を菅内閣官房長官が中心になって受け止めていただき、国の「骨太の方針2018」の中に、全国に横展開すべき事例として埼玉発のこの取組が具体的に記述されました。

こうした中、本県の「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」と日本医師会が進めている「かかりつけ医糖尿病データベース研究事業(J-DOME)」が連携し、地域の糖尿病対策をより広範かつ効果的に推進するための協定を結ぶことになりました。
連携によって重症化予防プログラムの参加者を増やすとともに、データを利活用することでより有効な糖尿病診療の推進が可能になります。

いずれにしても、わざわざ日本医師会の横倉会長に県庁までお越しいただき、三者が一体となって本格的に糖尿病重症化予防を徹底していこうという動きになったことは大変うれしいことです。
全国知事会でも健康立国を宣言したところです。こうした動きを横展開しながら日本全体の底上げに結び付けていきたいと考えています。