東京2020オリンピック・パラリンピックでは、埼玉県内でバスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃の4つの競技が行われます。
このうち射撃は、オリンピックとパラリンピックの両方で開催される県内唯一の競技であり、陸上自衛隊朝霞訓練場で行われます。身近とは言えない競技の特性もあって、埼玉開催の認知度向上には一工夫が必要という印象がありました。

このたび埼玉県では、多くの方に射撃競技に親しみを持ってもらうとともに、オリンピック・パラリンピックの気運を盛り上げるため、東洋大学との協働で「ねぎライフル」を考案・制作しました。
「ねぎライフル」は、本県が全国トップクラスの生産量を誇る「ねぎ」の形を3Dプリンターで作りビームライフルの装置を付けたもので、実際にビームが撃てるようになっています。東洋大学ライフデザイン学部の柏樹 良(かしわぎ りょう)准教授のゼミに所属する5人の学生が考案し、制作には埼玉県南西部地域振興センターも協力しました。

オリンピック・パラリンピックの射撃会場となる朝霞市・和光市・新座市とその周辺市町で、「ねぎライフル」を実際に撃って遊ぶ「ねぎライフルで遊ぼう!」というイベントを開催しています。
7月21日(土曜日)に行われた新座市の大江戸新座祭りや7月22日(日曜日)に行われた朝霞市のオリンピック2年前イベント、8月25日(土曜日)に県が富士見市で開催したパラリンピック2年前イベントなどで、子供たちをはじめ多くの方に「ねぎライフル」で遊んでいただきました。

今後も、10月27日(土曜日)の富士見ふるさと祭り、11月11日(日曜日)の三芳町産業祭、12月2日(日曜日)の志木市民まつり、平成31年1月20日(日曜日)のふじみ野市新春ロードレース大会でイベントを開催します。参加費は無料で事前の申込みも不要ですので、この機会に是非会場で「ねぎライフル」を手に取ってみてください。

東京2020オリンピック・パラリンピック開催まであと2年です。一緒に盛り上げていきましょう。