8月6日(日曜日)に、第34回朝霞市民まつり「彩夏祭(さいかさい)」に行ってまいりました。メインイベントの一つが「関八州よさこいフェスタ」です。
平成6年当時の商工会長であった渡辺 利昭(わたなべ としあき)氏が、高知県のよさこい祭りや北海道のYOSAKOIソーラン祭りなどを視察し、それを朝霞市に定着させようとして導入したのが「よさこいフェスタ」でした。
年々、このよさこいフェスタが「あさか」ではなく「まさか」というほど大きく広がり、正に「関八州よさこいフェスタ」という名にふさわしい関東一のよさこい祭りになりました。彩夏祭が開催される3日間で60万人を超える人出があるとのことですので、大変な盛り上がりです。
中国の格言に「10年は偉大なり、20年は恐るべし、30年は歴史なり」とありますが、よさこいフェスタはもう既に20年を超えていますので、「恐るべし」ということになります。リーダーシップを持った一人の人間が、大きな夢を描いて様々な困難に立ち向かっている、その姿を見た大勢の若い人たちが賛同して集まり、これだけの祭りになったということであります。
よく、地域で物事を成功させるのは「よそ者、若者、バカ者」であると言われます。よそ者であるかどうかはともかく、よそにある新奇な発想を取り入れるということが大事だと思います。
そして、バカになって、ムキになって一心不乱にやるという「思い」が物事の成功につながるのだと思います。また、若い人は体力があり、志も持続しますので、若い人たちが中心になると成功しやすいのかもしれません。
私も平成6年当時のことを知っているだけに、この彩夏祭の大きな発展ぶりを心から祝福したいと思います。
残念ながら発案者の渡辺 利昭さんはお亡くなりになりましたが、天上の彼方から彩夏祭を見ておられるものと思います。