5月30日(水曜日)に都内のホテルで、アナスタシア・パラシェ首相をはじめとするオーストラリア・クイーンズランド州政府主催の晩さん会がありました。
埼玉県とクイーンズランド州は、昭和59年に姉妹提携を結んで以来、教育、文化、経済などの様々な分野で交流を行っているところです。東松山市のこども動物自然公園で飼育されているコアラもクイーンズランド州から贈呈されたものです。
この晩さん会で、埼玉県から「ARROZ(アロス)」という名前のお酒を各テーブルに提供させていただきました。これは、加須市の株式会社釜屋という蔵元がワイン酵母で仕込んだ純米酒です。ARROZというのは、スペイン語で「米」という意味だということです。
このワイン酵母で仕込んだ純米酒の舌触り、のど越しがクイーンズランド州の皆様のお口にとても合ったようで、大変喜んで飲まれていました。また、招待された日本の企業の皆様などにも大変好評でした。実際、クイーンズランド州から提供された赤・白のワインよりも人気が高かったほどでした。
埼玉県の清酒出荷量が全国で4番目を誇っているという話をあいさつで申し上げたところ、皆さんが驚いておられました。そして、このワイン酵母で仕込んだ純米酒に関しても皆さん驚かれ、「是非、欲しい」という声が殺到しました。
今回提供したのは、たまたまこの「ARROZ」でしたが、それ以外の埼玉のお酒も大変美味しいということを強調させていただきました。
日本酒は、ウイスキーや焼酎と比べると酸化しやすいので、品質管理が難しい部分もあります。しかし、和食と並んで海外の方々の間でブームになる可能性があるのではないかと、今回の皆様の反応から改めて感じました。