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小鹿野町子供歌舞伎がロシアのウラジオストクで公演を行いました。日本とロシアの交流事業「ロシアにおける日本年」の一環で、ロシアでの歌舞伎公演90周年を記念して行われたものです。
その帰国報告に7月31日(火曜日)、森 真太郎(もり しんたろう)小鹿野町長はじめ、日ロ小鹿野町歌舞伎訪問団の山口 清文(やまぐち きよふみ)団長以下、関係の皆様が県庁にお越しになりました。

歌舞伎とロシアの縁は今から90年前の昭和3年に遡ります。歌舞伎役者の二代目 市川 左團次(いちかわ さだんじ)一行が、敦賀からウラジオストクへ渡り、シベリア鉄道でモスクワとレニングラード(現在のサンクトペテルブルグ)へ向かい初の海外公演を行ったそうです。

その後、平成28年に山口県で行われた日ロ首脳会談の際に、日ロ交流事業「ロシアにおける日本年」が合意され、今年の歌舞伎公演90周年の記念行事が企画されたということです。
その流れの中で、なんと埼玉県の「地芝居の町」である小鹿野町の子供歌舞伎の出演が実現しました。7月28日(土曜日)と29日(日曜日)の公演のため、総勢27人(うち小学校5年生から高校2年生が10人)がロシアへ向かいました。

会場となったウラジオストクのフィルハーモニー劇場は、ロシア国内でも有名なオペラハウスで、当日は満席だったということです。
公演では、ロシア語で口上が披露されたほか、台詞や場面説明もロシア語の字幕で表示され、現地の観客に大いにウケたそうです。
その時の写真を十数枚見せていただきましたが、子供歌舞伎の皆さんが大歓迎を受け、割れんばかりの拍手が起こっている様子が目に浮かびました。そして、公演が終わった後も出演者の皆さんたちにロシアの人々が殺到したと聞きました。

日本の歌舞伎は、侍姿の男性や美しく着飾った女性姿の役者が登場するとともに、舞台背景や衣装など正に日本の伝統美が凝縮したパフォーマンスとして、諸外国でも大変人気があるようです。
そうしたこともあって、小鹿野町の子供歌舞伎はロシア人の心をわしづかみにしたのではないでしょうか。

地芝居の町として有名な小鹿野町は、驚くべきことに人口約12,000人のうち、だいたい5人に1人は小鹿野歌舞伎に関わっていると言われています。
バチを打つ人、黒子役、あるいはカツラなどをきちんと整理する人、そして舞台に立つ人など、様々な役割で多くの方が歌舞伎と関わっています。
町を挙げて大切に受け継いできた小鹿野歌舞伎を、こうした形でロシアの人々に知っていただけたことをうれしく思います。

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