台風7号及び梅雨前線による豪雨が、西日本を中心とする全国各地に甚大な被害をもたらしています。
亡くなられた方々の御冥福と、行方が分からない方々の一刻も早い救出をお祈りするとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
県では、早速、7月8日(日曜日)14時30分に防災ヘリコプターを愛媛県に派遣し、孤立世帯への水・食糧など救援物資の搬送活動を行いました。
昨日9日(月曜日)には「西日本豪雨災害支援対策会議」を開催し、県の被災地への支援方針を確認しました。
災害時の救援活動は、被災自治体からのニーズに即した支援を行う必要があります。応援側の一方的な考えで進めてしまうと混乱をもたらす恐れがあるからです。
要請があればすぐに対応できるように準備を進めております。昨晩、全国知事会から職員10名の派遣要請がありましたので早速、岡山県倉敷市に派遣します。
同じく9日には、私は全国知事会会長として防災担当のあかま内閣府副大臣に直接お会いし、一刻も早い人命救助と被災地支援をしっかりとお願いしました。
昨今の気候変動などで、毎年のように全国各地で大雨による被害が出ています。本県は自然災害が比較的少ないといわれておりますが、昭和22年9月のカスリーン台風では利根川が決壊し、本県だけでも死者86人、負傷者1394人、家屋流出1118戸という大被害を経験しました。その記憶を忘れてはいけません。
災害時の心構えで最優先すべきは身を守る行動です。備えあれば憂いなしというように、事前の準備によって、冷静で的確な行動ができます。
私たちも災害時には地元市町村などの情報を通じて、早め早めの行動を心掛けましょう。