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麻しん(ましん)、一般的には「はしか」と言われる感染症が一部の地域で広がっています。厚生労働省は5月11日(金曜日)に重症化しやすい妊婦や0歳児の感染を防ぐため、病院や保育園の職員に2回の予防接種を徹底する方針を決めました。

一般的に、麻しんワクチンの2回接種による免疫獲得率は97~99パーセント以上と報告されています。
また、接種率が95パーセント以上になると、集団としてのまん延が予防されると言われています。
埼玉県が独自に行った予防接種の接種率調査では、1歳児と小学校入学前の2回の定期予防接種が始まった平成18年度以降、接種率が95パーセントを超えています。このため、本県の20歳以下の方のはしかの免疫状態は概ね良好で、集団感染の恐れはないと考えています。

本県のはしかの発生状況を年次で見ると、平成25年に26件、平成26年に27件だったものが、平成27年に2件、平成28年に8件、平成29年に5件で、平成30年(5月13日時点)は6件と大きく減少しています。これは、2回の定期予防接種をはじめとする取組の成果と思われます。
少なくとも本県では、現在は6歳までにほとんどの方が2回の接種をしています。また、1歳から5歳までの間に関しても、ほぼ100パーセントに近い接種率ですので、6歳のときにもう一度接種していただければ、今後感染する可能性は低くなります。

一方、20代後半から40歳代の世代については、2回の接種が行われていなかった状況があるのも事実です。
海外でははしかが流行している地域がありますので、海外に行く方にはホームページなどで注意喚起を行っています。不安な方は、まず抗体検査をして、御自分の免疫状態を確認していただきたいと思います。
また、医療機関従事者や保育園の従事者で接種を受けてない方は、この機会に受けていただくことが重要です。

念のため、はしかについて説明しますと、麻しんウイルスによって引き起こされる病気で、空気感染や飛沫感染で人から人へ感染します。
感染すると10日から12日の潜伏期間を経て、咳や鼻水などの風邪のような症状が現れます。その後、39度以上の高熱となり、体中に赤い発疹が出現するのが特徴です。
もし、はしかを疑う症状がある場合には、直接医療機関に行かずに事前に現在の症状を伝えてから医療機関の指示に従って受診するようにお願いします。

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