桜吹雪の下、皆さんも気持ちを新たに4月を迎えられていることと思います。
新年度の職場では人事異動のあった人はもちろん、異動がなかった人も「人心一新」で新たなスタートを切ることになります。
慣れない仕事を始めるには、まず前任者の残した引継書やマニュアルを読んで、仕事を一つずつ覚えていくことと思います。
やはり最初は前任者、経験者の言うことに従うのが常でしょうから、仕事を覚えるにも必死にマニュアルを読み込むことでしょう。
一方、間違いのないように仕事を進めることを意識しすぎると、マニュアルにない突発的な課題には思考停止になってしまいます。
いくら事前に準備していても、想定していない事柄が起こった場合にはその場でとっさに判断し対処するしかありません。マニュアルどおりにやろうとすると身動きがとれなくなります。
「臨機応変」という言葉があります。広辞苑には「機に臨み変に応じて適宜な手段を施すこと」とあります。時や場所に応じて状況を瞬時に判断し最善の行動をとるという意味です。
「臨機応変」に行動するという意識を持って仕事に臨むと判断力が養われます。そのためには時流を捉え、本質は何かということを常に考え、幅広い視点で仕事に臨むことが大切だと思います。