明けましておめでとうございます。県民の皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。
昨年12月12日(火曜日)に「株式会社リクルートホールディングス」が、美容、飲食、住まいなどの8つの領域ごとに2018年のトレンド予測を発表しましたので、御紹介します。
「来るスマ美容師」<美容領域>
美容室に行くのが困難な高齢者のもとへ「スマイルを届けに来る美容師」が増加の兆し。「カリスマ美容師」から「来るスマ美容師」の時代へ。
「年功助力」<アルバイト・パート領域>
戦略的にシニアを採用し生かす企業が増加。シニアならではの「年の功」に助けられ、企業力を高める会社が現れています。
「熟戦力」<人材派遣領域>
人手不足を背景に、実務担当の即戦力として定年後の人材を受け入れる企業が増加。長く組織で働き、実務経験を持つ人だからこそ発揮できる力があります。
「まな(学)ミドル」<社会人学習領域>
成長機会を求め会社の枠を超えて学び始めるミドル(40~50代)が増加。彼らが学ぶのは趣味・教養目的ではなく、これからも長く活躍し続けるための準備。
「ボス充」<人材マネジメント領域>
生活を楽しみ社外活動が充実している上司が企業においても活躍。若者は、仕事以外の生活を楽しむ上司を支持するようになってきています。
「ピット飲食」<飲食領域>
軽い飲食で役割と役割の間に気持ちを切り替える人が増加。仕事と家庭、主務と副業など、一人一人が担う役割が多様化する中、次の役割に向かう合間の気持ちの切り替えニーズが強まっています。
「お見せ合い婚」<婚活領域>
オンライン上での多様な自己開示を通して結婚をする人が今後増加。これまで公表していなかったプロフィールやニッチな趣味などの自己開示が「自分に合う」恋人や結婚相手を見つける鍵に。
「育住近接」<住まい領域>
保育所や学童保育などをマンションや団地内に設置する住居が増加。育児中の親の精神的・時間的負担が課題となる中、保育所や学童保育施設などをマンションや団地内に設置するトレンドが生まれています。
少子高齢化で、シニアの活躍や働き方改革を反映したキーワードが多いように感じられます。
埼玉県ではこれらの課題を見据え、健康寿命を延ばす「健康長寿埼玉プロジェクト」、女性の活躍を支える「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」、新しい成長産業を育て稼ぐ力を向上させる「先端産業創造プロジェクト」、シニアの活躍を進める「シニア革命」などに取り組み、成果を上げています。
「不易流行」という言葉があります。いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものを取り入れていく、という意味です。
今年は平成30年という節目の年。先の10年を見据え、新しいものを取り入れながらも、本質的なものは何かを常に考え、県政に取り組んでまいります。皆様の御理解と御協力をよろしくお願いします。