12月14日(木曜日)、埼玉医科大学医学部の1年生が県庁にお越しになりました。お越しになったのは、県が用意した「埼玉県地域枠医学生」の奨学生で、男性9名、女性8名の合計17名です。「埼玉県地域枠医学生」とは、将来、医師として埼玉県の地域医療に貢献したいという強い意思を持つ、指定大学の医学部の学生です。
代表して2名の学生から決意表明がありました。また、「埼玉県地域枠医学生」の奨学生としてどのような医師を目指すのか、それぞれの方から決意文をいただきました。
改めて、一人一人の決意文を読ませていただきました。まず感じたことは、埼玉県に対する愛郷心がとても強いことです。
2番目には、医学生としての志の高さを感じました。特に医師が少ない小児、周産期、救命救急などの分野に進みたい。あるいは、これからは総合診療が必要だという考えで、総合診療ができる幅広い知識や技術を身につけたいという方もおられました。
3番目に、奨学生として社会に感謝し、恩返しをしたいという考えを持っておられました。
全ての皆さんが、今後の医療に対する強い責任感や志を持っていることがよく分かりました。
こうした「埼玉県地域枠医学生」の皆さんが修業の後、9年間、県内の比較的医師の少ない地域、あるいは小児、周産期、救命救急といった分野で働いていただけることを大変うれしく思います。
埼玉県では地域医療に対する強い志を持った医師の卵に奨学金を貸与しながら、医師の養成を着実に進めているところです。これからも関係機関のお力を借りてすばらしい医師を養成していきたいと考えます。