現在、チョコレートが爆発的に売れているそうです。とりわけ、カカオ豆の産地などにこだわった高単価の商品がよく売れているといいます。
実は、チョコレートには多くのポリフェノールが含まれています。ほかのポリフェノールを含む食べ物と比較しても、ポリフェノール含有量がリンゴと比べて約4倍、赤ワインと比べて5倍近い量が含まれているそうです。
ちなみに、チョコレートに含まれているカカオポリフェノールは、血圧の低下や動脈硬化予防のほか、美容効果、アレルギーの改善、脳の活性化にその力を発揮すると言われています。
全日本菓子協会の推計によるとチョコレートの市場規模は、平成22年の4,180億円(小売りベース)から平成28年には5,260億円と約26パーセント拡大しています。子供の数が減っている中で驚きの拡大ペースです。
このため、菓子メーカーなどでは続々と増産体制をとろうとしています。株式会社明治は、2工場の生産ラインを増強します。ありがたいことにその1つは埼玉県の坂戸工場で、210億円を投じて生産能力を6割引き上げるそうです。株式会社ロッテホールディングスでもさいたま市の浦和工場に320億円かけて中間原料のラインを新設するそうです。江崎グリコ株式会社も機能性表示食品のチョコレートを増産するという話があります。この江崎グリコの東日本の生産拠点として、平成23年に関東グリコ株式会社が北本市に立地しています。更なる増産体制が期待できます。
思わぬところで埼玉県にもチョコレートの効果があったようです。