ロシアによるウクライナ侵攻が激しくなってきました。
侵攻は2月24日に始まりましたが、実は、2月27日に田中眞紀子元外務大臣から電話がありました。
ウクライナも大変だけど、大量の避難民を受け入れているポーランドも支援しなくちゃ という趣旨の電話でした。
「両国の大使に会おうじゃないか」ということで話がまとまり、翌28日の朝一番にに外務省と私がコンタクトを取り、16時にウクライナ、17時にポーランドの大使と面談をさせていただきました。
その際、ウクライナの大使から一か月前からロシアからの侵攻の予兆に関して、林外務大臣に話をするためアポイントメントをお願いしていたそうです。
しかし、実現できないままでしたので、田中眞紀子元外務大臣と私がそれぞれのルートでアプローチしましたところ、早速、3月2日の夕方、ウクライナの大使は林外務大臣と面談ができました。
この間、予算委員会でも、私の情報メモで川合参議院議員が岸田総理や林外務大臣に危機管理能力に関して、問題だと厳しく追及され、これが大きなニュースになりました。
ウクライナではより事態が深刻化しています。
残念ながら、ロシアの考え方は、19世紀の領土分割戦争と変わりはありません。第二次世界大戦以降、小国同士の代理戦争はあっても、大国の侵略戦争はゼロだったわけではありませんが、きわめてレアケースでした。
21世紀になって、このような露骨な領土獲得戦争のようなものが現に起こっていることに世界中が困惑しています。
ロシアには高い代償を払わせなければなりません。
参議院議員 上田清司