埼玉県には「シニア革命」という名前の付いた政策があります。これは、高齢者に生き生きと仕事をしたり、ボランティアをしたり、趣味の活動をして、いつまでも元気でいてほしいという趣旨から様々な展開をしている事業の総称です。
その中で、シニアの方々が定年後も仕事をしたり、既にボランティアや趣味の活動をしている場合には更にその活動の幅や空間を広げていける環境づくりに関しては比較的進んできています。
課題があるとすれば、長く仕事オンリーでやってこられたシニアの方々が「何かしたいけれども、どうすればいいかな。」と思いながらも、なかなか第二の人生にデビューできないときに、どのように一歩を踏み出してもらうかという点です。このことについて県は市町村と共に、様々な仕組みを展開しています。
その一環として、地域で行われている活動に初めて参加する「地域デビュー」をテーマにした川柳コンテストを行いました。題して「みんなの地域デビュー川柳コンテスト」。高校生以上の大人部門と、小中学生のこども部門があり、8,129句の応募がありました。
【大人部門 最優秀賞】
「見ず知らず 今では笑顔 数知れず」
最初は知らない人たちばかりだったけど、今は仲間がたくさんいて笑顔でいっぱいになったということでしょうか。
【大人部門 優秀賞】
「照れ隠し デビューの理由は ボケ防止」
良く分かります。
「地域デビュー 『今さら?』いいえ、『今だから。』」
これもリズム感がありますね。
「こども部門」もなかなかのものです。
【こども部門 最優秀賞】
「おじいちゃん 家族と地いきの 教科書だ 」
小学4年生の作品です。おじいちゃんはうれしいですね。
【こども部門 優秀賞】
「元気な手、シワの数だけ、経験値」
中学2年生の作品です。お年寄りの経験は手にも現れるんですね。
「おそうじで ちいきもこころも ぴっかぴか」
小学2年生の作品です。気持ちの良い川柳ですね。心が込められています。
入賞作品は埼玉県共助の総合ポータルサイト「埼玉共助スタイル」に掲載していますので、是非、御覧ください。