2月7日(木曜日)、映画「翔(と)んで埼玉」の2月22日(金曜日)公開に向けたPRを兼ねて、女優の二階堂 ふみ(にかいどう ふみ)さん、俳優のブラザートムさん、監督の武内 英樹(たけうち ひでき)さんが県庁にお越しになりました。
私と会うやいなや、いきなりお三方が体を90度に折って謝罪されました。要するに「埼玉をディスって(冷やかして)ごめんなさい」という御挨拶でありました。
私はまだ映画を観ていませんが、内々に話を聞くところでは、最初の20分から30分は県民として観ていられないくらいのひどさで埼玉を痛めつけているようです。しかしながら最後には、埼玉を褒めるような展開になっていると聞いています。
いずれにしても、映画「テルマエ・ロマエ」や「のだめカンタービレ最終楽章 前編・後編」などのメガホンを取りヒットを飛ばされている武内監督が、映画の中でどのような世界をつくり上げたのか興味のあるところです。
2月10日(日曜日)付け毎日新聞のインタビュー記事で、漫画原作者の魔夜 峰央(まや みねお)さんが、この内容は「県民の鷹揚(おうよう)さが日本一である埼玉以外では成立しない」とおっしゃっていました。
私も、日頃から「悪名は無名に勝る」と言っていますし、埼玉がこうしてやや冷やかされるのも、県に勢いがあるためだと思っています。
今や埼玉県は人口増加率第2位です。平成29年まで10年間の企業本社転入超過数は全国第1位、平成27年度まで10年間のGDP増加額は、名目で全国第3位、実質では東京に次いで第2位と元気です。また、サッカー日本代表戦の会場は埼玉スタジアム2○○2が定番になっていますし、大きなコンサートやスポーツイベントの会場もさいたまスーパーアリーナが定番です。川越や秩父の観光人気は全国的ですし、盆栽の聖地である大宮盆栽村や鉄道博物館があるのも埼玉です。
いろんな意味で埼玉はパワフルです。このように魅力満載な場所ですから、少々冷やかされてもびくともしません。だからこそ、こうして少し冷やかされるのかなと思ったりしています。