「第7回全国ご当地うどんサミット2017 in熊谷」が11月18日(土曜日)、19日(日曜日)に熊谷市の熊谷スポーツ文化公園で開催されます。
この「全国ご当地うどんサミット」は国産小麦の普及・消費拡大及びご当地うどんの再発見を目的に2011年(平成23年)から開催されています。3年単位で地域を変えて実施されており、熊谷市は、滋賀県東近江(ひがしおうみ)市、愛知県蒲郡(がまごおり)市に次ぐ3番目の開催地です。今年から2019年(平成31年)までの開催予定となっています。
5月31日(水曜日)にキャッチフレーズが発表されました。「麺 for ALL、ALL for 麺」です。会場のある熊谷市は小麦の一大産地であり、麦栽培の中興の祖と言われる権田愛三(ごんだ あいぞう)翁の生誕地です。また、会場となる熊谷スポーツ文化公園が「ラグビーワールドカップ2019™」の試合会場となることから、ラグビーの基本精神を表す言葉にちなみ決定したそうです。
権田愛三は、明治から大正時代にかけて麦の増産の研究に取り組んだ人物です。麦収穫の二毛作や麦踏みなどを全国に広め、『実験麦作改良書』を著し「麦王(麦翁・ばくおう)」とたたえられています。鹿児島や熊本からも実地指導を受けに来たという話も残っています。
本県は小麦文化と深い関わりがあります。小麦の収穫高は全国6位(平成28年)であり、うどんの生産量は全国2位(平成21年)です。少し対象は広がりますが、うどん、きしめんのほか、そば、そうめんなどを含む和風麺の出荷額は全国1位(平成26年)です。
今年の全国ご当地うどんサミットは30店舗程度の出店が予定され、10万人の来場者を見込んでいるということです。私もこの日は朝飯抜きで会場入りし、朝食の分、昼食の分そして夕食の分と3種類のうどんを食べたいです。今から開催が楽しみですね。