昨日に引き続き「BONSAI」のお話です。
6軒ある盆栽園の中で、清香園(せいこうえん)の5代目である山田香織(やまだ かおり)さんに関する新聞記事がありました。
山田さんは盆栽の魅力を「鉢植えに植物の造形を創作して自然の風景や自然樹を見立てる表現の要素が加わり、風景を連想して観賞し、日常的には栽培を楽しみ、ペットと人の間のような関係性も楽しみの一つ」だとおっしゃっています。
また、伝統的な盆栽を守りつつ、よりカジュアルな感覚で盆栽を始めてもらうために、「彩花盆栽(さいかぼんさい)」という木々だけでなく草花を寄せ植えするスタイルの盆栽を提案し、女性や若い層への普及にも力を入れられておられます。盆栽にも新しい要素が加わっているようです。
4月の世界盆栽大会では、皇居の盆栽や、偉人・文豪が愛した貴重な盆栽、さらに、さいたま市内11の小学校の児童約1,000名が作製した盆栽が展示される予定とのことです。
盆栽というと敷居が高いと思われる方もおられるかもしれません。しかし、日本で生まれ、ここ埼玉で育てられ、世界に広がっている「BONSAI」を是非見ていただき、日本文化の奥深さに触れていただければ幸いです。
県内で開かれるラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピックで来日する外国の方々に、盆栽をはじめ本県の良さを知ってもらえるような企画も考えたいものです。